あいかわらず毎週中央競馬を続けていますが、回収率は100%を超えませんね。
毎年のように85%~95%くらいの回収率なので平均よりは上ですが、どうしても儲けになりません。
競馬を長く競馬を続けてきて、最近特に思うのが、高額配当を狙うやり方の限界です。
競馬を副業として考えた場合、理想は毎回プラスで終わること、悪くても1ヶ月単位で利益の出ることです。
ただ、タダでさえ試行回数の少ない競馬の性質上、本命サイドの馬券でも常勝は無理でしょう。
万馬券、10万馬券など高額配当ならなおさらで、下手をすると1年単位でも回収できないかもしれません。
高額配当の馬券では勝てないという実感について説明します。
競馬の的中率はおそろしく低い
パチンコやスロットをしている人なら実感としてわかると思いますが、30%程度の確率というのは、
「当たらない」
というイメージが強いはずです。
競馬の1番人気の勝率はオッズにもよりますが概ね3割強程度です。
競馬をしていると麻痺してしまって、
「1番人気だから高確率で勝つ」
と思ってしまいますが、実際にはこの程度の勝率でしかありません。
3着内率で見ても5割超え程度がせいぜいで、一番当たる可能性が高くても2回に1回程度は外れるということです。
パチスロで3回1回当たる子役なんて5回10回スルーするなんてことは普通にある(北斗の中段チェリーなんか当たらないですよね)ので、競馬で1番人気ばかりに張ってもまったく当たらないのは十分にあり得ます。
単勝や複勝でもこの程度ですから、ヒモ馬も当てなければならない連式馬券はもっとハードルが高くなります。
高配当の対象馬は期待値が低い
馬券購入をする人の心理としては、
「少ない投資で大きな配当」
という理想があるはずです。
競馬は勝ち馬を予想するのが楽しい遊びなわけですが、面白いのは予想以外で馬を選ぶことがあることです。
オッズで判断することですね。
オッズは馬券購入者の買い目が反映された結果であるにも関わらず、馬券を購入する原因にもなります。
僕も経験がありますが、
「この馬が来たらめちゃ儲かる」
という、勝ち負けの予想とは関係ないのに馬券購入の理由になるのです。
弱い馬ほど
「オッズが高額」で、
これが購入理由になるため過剰に買われます。
実際、オッズが100倍とか10番人気以下の馬というのはトータルで見ると回収率は極端に低くなります。
逆に言えば、高配当の馬を避けるだけで競馬の成績は上がるということでもありますが・・。
(たぶん10番人気以外を絶対に買わないなら回収率は平均以上になるはずです)
万馬券を買い目に入れるなら手広く買うための資金が不可欠
馬券の券種でいえば3連単を常に買うとしたら、相当な資金力が必要です。
配当が高いということは的中率が低いことを意味します。
コンスタントに当てたいなら、同じレースで手広く買う必要があり、これをするにはそれに見合った資金が必要です。
また、あまりに手広く買い目を増やせば外れ馬券も増えるため結局のところ収支を落とす原因にもなります。
また、連続して外れる可能性も高いため1ヶ月単位でプラスを出すのは計算上不可能に近いことになります。
数百万円単位の資金を持ち、毎週数十万円を何連続で失っても平然と同じ買い方を続けられる精神力があれば別ですが、そもそもそんな人は競馬で資産運用しないでしょう。
低額配当のすすめ
競馬の魅力が低投資、高配当であるのはもっともですが、馬券購入者の多くと同じ心理で競馬をしていては勝てないのは当然です。
僕自身が競馬で回収率100%を超えていないために説得力はありませんが、あまりに高額な馬券を買い目から外すだけで全体としての成績は上向くはずです。
馬券の券種も3連単は副業を狙う馬券としてはふさわしくなく、なるべくコンスタントに成績の測れる馬連やワイド馬券がおすすめです。
競馬の期待値は1頭よりも2頭3頭の方が出やすいのですが、3頭を当てるのは的中率がグッと下がってしまうので、個人的にはハードルが高いと感じています。
最近のマイトレンドはワイド馬券で、思惑の馬が来るかどうかに加えて信頼できなさそうな上位の馬のいるレースを狙っています。
この1ヶ月はワイド馬券の回収率が125%と好調で低配当をあえて狙ったおかげで精神的にも安定した状態でいられました。
さすがに今年の終始で100%超えは難しいでしょうが、しばらくこのやり方を続けてみたいと思っています。
まとめ
高額配当馬券の限界について思うところを書いてみました。
無条件に本命サイドを狙うと確実に負けていきますが、過剰に高配当の馬券を狙えば長期間当たらない可能性が高く競馬そのものが面白くなくなってしまいます。
競馬をこの先も続けるのなら、ある程度的中することを重視して、配当についてもじっくり考えてみましょう。