「ギャンブルは勝てるのか?」
「ギャンブルは副業になりえるのか?」
「ギャンブルで生活ができるのか?」
こんな疑問はギャンブル好きなら誰でも考えるでしょう。
このブログがギャンブルを副業として扱っているので、結論から言えばギャンブルは副業になり得ます。
ただ、ギャンブルは基本的には道楽のひとつで、胴元が勝てる仕組みなのでまともに向き合ったら勝てません。
また、ギャンブルの種類によっては控除率(胴元の取り分)も違いますし、レートや仕組みによって勝ちやすさが異なります。
今のところ誰にでも勝てるギャンブルはパチンコとパチスロだけで、それ以外は難易度が高いためあまり積極的におすすめはできません。
ここでは、それぞれのギャンブルが現実的な副業として成立するかを考えてみたいと思います。
ちなみに
ギャンブル=運に任せてお金を賭ける
という定義だと、絶対に勝てません。
なので、ここでは、単純に
お金を賭ける遊び=ギャンブルとして定義しますね。
目次
投資とギャンブルの境界線
お金が絡む事件があると、背景に借金があり、その理由としてギャンブルが出てくることがあります。
「やっぱりギャンブルは恐いね。」
となるわけですが、世間では投資の一つとされるFXなんかも借金の理由になることがあります。
ぼくはFXを実際に取引したことがありませんが、
資金にレバレッジをかけられる取引って、相当ヤバくないか?
と思ってしまいます。
まあ、一般的なギャンブルと違って、投資額の全額を失うことがない特徴を利用しているといえばそれまでですが、取引額を意図的に増やせるので、かなりのハイリスクです。
こうなると、どっちが投資でどっちがギャンブルかわかりません。
「冷静にルールを守って運用すれば、必ず稼げるのでFXは投資です。」
とか言うかもしれませんが、それを言ったらパチンコやスロットも同じです。
株やFXは、予備知識が必要で、中流階級以上がするイメージがある一方で、ギャンブルはとっつき易くて、労働階級の遊びという世間の評価があります。
結局のところ、投資とギャンブルの違いなんて、世間のイメージと呼び方が違うだけです。
お金を稼ぐことが目的なら、世間の評価を気にする必要はないですし、明確な境界線を引くこともありません。
パチンコ・スロットの現実
簡単に稼げるのはパチスロ
ギャンブルの中でも、かなり簡単に稼げるのがパチスロです。
現在のパチスロ機の大半には、天井機能がついているので、打ち始めと打ち終わりのゲーム数の管理だけで、誰でも勝つことができます。
問題があるとすれば、ギャンブル特有の依存症で、ゲーム自体に中毒性がある(楽しい)せいで、自制が効かなくなって、不必要な勝負をしてしまうことです。
理論にしたがって、正しい打ち方をすれば、月収で数万円程度は、片手間で稼げます。
とはいえ、最近は打てるゲーム数の台(利益の出る台)が見つからないため、機会の減少という意味で稼げなくなってきています。
また、この稼げない状況は今後も続いていくでしょうし、将来性のあるギャンブルではありません。
検索 パチスロの パチスロの勝ち方<勝てない人のための基本講座>
パチンコは根気と技術が必要
パチスロと同じく、パチンコで稼ぐのも比較的簡単です。
理論としては、パチンコで当たったときに得られる出玉から、必要な投資額を把握し、これを上回る抽選回数を受けられれば勝つことができます。
難しく書きましたが、要は少ない投資金額で多くの抽選を受けること、もっと簡単にすると回転率の高い台を選べれば勝ちです。
パチンコ(パチスロも)の控除率は、他のギャンブルに比べて低いので、プレイヤーの技術介入で控除率を上回ることが可能です。
問題点は、パチスロと同じく、依存症問題です。
これに加えて、パチンコは抽選のペースが遅いので、根気が必要なのと、収支が安定しにくいことです。
また、ホールの状況も、プレイヤーが少し負けるくらいの調整を平均的にする傾向が強くなっていて、勝てる台を探すのが難しくなっています。
パチスロよりも技術介入要素が多いので、上手い人、下手な人との差が付きやすいメリットはありますが、トータルではパチスロよりも、やや勝ちにくく、稼ぐという意味では、やや玄人向けといえます。
パチンコ・パチスロのまとめ
この2つは実際に副業にしている人が多くいます。
現時点で勝てていない人は信じられないかもしれませんが、ギャンブルと言われながらも、勝てる理論が確立されています。
これを読んでくれているあなたも、少し勉強して、正しく実践すれば、現実に勝てるようになります。
ただし、遊びとしてのレベルは高く(たのしい、面白い、はまる)、賭博要素もあいまって、中毒性が高いので、依存症につながるリスクがあり、こうなると正しい判断ができずに、勝つことも難しくなることはもちろん、借金をする入り口にもなりますので、慎重に向き合いましょう。
公営競技の現実
競馬は勝ちにくい
パチンコ・パチスロは比較的簡単に勝てるようになりますが、競馬は相当難しいと思います。
勝つための理論もありますが、やはりそこは生き物が対象なので、不確定要素が多いです。
また、パチンコやスロットが秒単位で抽選を受けるのに対して、レース単位での判定なので、試行機会が少なく収支も安定しません。
そして、最大の壁は控除率で、最低でも20%なので、これを埋めるのは相当な研究が必要です。
平均の控除率を上回るのは簡単ですが、利益を出すまでとなると、狙って勝てる人は限られてくると思います。
パチンコ・スロットの勝ち組は身近にいますが、競馬で継続的に勝てる人は、少なくともぼくの周りではいません。
競馬のメリットは、レートを自分で調整できる点で、パチンコ・スロットでは稼げないような大金も狙えることが魅力です。
ただ、パチンコ・スロットほどではないと思いますが、依存症になるリスクは高く、レート調整ができることから、一気に大金を失う可能性も高くなります。
少なくとも、初心者が成功できる要素はかなり低いので、副業として最初に手を出すのはお勧めしないどころか、禁止したいくらいです。
競馬の勝ち方<勝てない人のための基本講座>
競馬以外の公営競技
基本的には参加者のお金を一時的に回収して、控除率を差し引いたお金を払いだすので、競馬と同じ仕組みです。
控除率も概ね同じ程度なので、継続的に勝つこと、副業として成立させるのはかなり難しいと思います。
ただ、競馬がかなりメジャーな競技であるのに対して、競艇、競輪、オートレースなどは、認知度が低く、参加者のレベルも競馬に比べると落ちると思うので、オッズのかたより等が出やすい可能性があり、競馬よりも収支が良くなる可能性はあるかもしれません。
どっちにしても勝てるとは思えませんが・・・。
公営競技まとめ
控除率の高さから、継続的な稼ぎを期待できるものではありません。
勝つには相当の研究が必要で、これを突き詰めるくらいなら、本業の方でがんばって、出世でもした方が費用対効果が高いと思います。
少なくとも、パチンコ・スロットで勝てない人が公営競技で勝てることは、絶対に、万が一にも、露ほどもないので、パチンコで勝てないから競馬をしようなどとは間違っても思わないことです。
ギャンブルで勝つための考え方
優秀なギャンブラーは存在しない
ギャンブルで勝てないと悩む人は、勝ち負けを博打の才能だとか、運の強さのせいにしています。
ギャンブルの大半は抽選の繰り返しで成り立っているので、最終的にはすべての人に平等です。
短い期間、例えば10回だけの勝負であれば、運の強い人が勝つでしょうが、それは結果であって、運の強さを事前に身に付ける技術なんてものはありません。
つまり、単なる運の勝負であれば、
「運が強いから勝つ」
のではなく、
「勝ったから運が強かった」
のが正解です。
「どうやったらギャンブルで勝てますか?」
と質問する人は、
「どうやったら強い運が身に付きますか?」
と言っているのと同じです。
そんな都合の良い方法があるなら、こちらが教えてもらいたいくらいです。
したがって、ギャンブルで生活している人には、博打の才能とか、ここ一番の強運とかいった特殊な能力はなく、質問しているあなたとなんら変わらない普通の人です。
ギャンブルで勝つには長期的な試行と思考が大切
「ギャンブルで勝つ方法」を質問する人の気になる特徴として、一時的な勝ち負けにこだわっていることがあります。
ギャンブルで勝ちたいという質問の意味は、
「次の勝負で勝ちたい」のではなく、
「長期的にプラスになる」ことを目指しているはずですが、
こういった質問をする人は、
勝てる方法=次から勝てると考えがちです。
ギャンブルは、元本(投資金額)のすべてを失うことがある代わりに、回収できる金額も高額です。
さらに、控除率も株式投資の手数料などと違って大きいので、収支はマイナスになりやすく、荒れまくりです。
ギャンブルの中でも相当勝ちやすいパチスロでさえ、勝てる方法で行動しても、一時的に数十万円負ける可能性は普通にあります。
負ける方法で行動しても、勝つときがあるのですから、勝てる方法でも負けることがあるのは受け入れなくてはなりません。
ギャンブルをする以上、全戦全勝は不可能で、相当な回数の試行をしないと、結果は見えてきません。
そのため、長い目で結果を判断する気長な性格も必要で、マイナスに陥った時でも耐えられる資金的な余裕も不可欠です。
手元の数千円を数十万にするのがギャンブルで勝つイメージなのかもしれませんが、実際には、地味な行動の繰り返しを勝ちに繋げるのです。
論理的な思考がないと長期的に勝つことはできない
「ギャンブルで勝てる方法」
を知りたいという人の多くは、答えを欲しがります。
しかも具体的に。
「パチスロの、この機種で、こういったときに、こういう方法で打てば、これだけの結果が出ます。」
結果的に勝てればOK という考え方です。
なぜ、その方法で勝てるのか?
自分の今までとどう違うのか?
といった、
「なぜ?」
という部分に関心がありません。
これは負ける人の最大の特徴です。
大変失礼な意見ですが、こういう思考の人は仕事もできないと思います。
結果にだけ興味があって、プロセスに疑問を抱かないので、あらゆる場面で応用が利きません。
詐欺の攻略法に引っかかる人もこの類です。
それぞれのギャンブルの仕組みを理解すれば、攻略法がデタラメなことは、すぐにわかるはずなんですが、プロセスに関心がないので、何の疑いもなく成功を期待してしまうのです。
その証拠に、
「ギャンブルで勝つにはどうしたらいいですか?」
とは質問がでますが、
「自分のやり方のどこが間違ってますか?」
とい質問は見たことがありません。
ギャンブルで勝てる人は、仕組みを十分理解して、どうしたら結果を出せるかを正しく工夫しています。
ギャンブルでも本業でも、ものごとの本質を理解しないまま勝負して結果を残すことはできません。
常になぜを考え、論理的な理解をする人でなければ、ギャンブルで勝つことは難しいでしょう。
まとめ
現実的な結論から言うと、ギャンブルで勝つことは可能です。
身近なところでは、パチンコ、パチスロであれば、生活するほど稼げるとは思いませんが、月に数万円を稼ぐなら、十分に実現可能です。
競馬をはじめとする公営競技は、理論的には可能ですが、現実的には利益を出すのは難しいと思います。
少なくとも、月次で定期収入を得られるような性質ではないので、副業としての対象にはなりにくいでしょう。
総合的にみて、ギャンブルを副業として考えるなら、パチンコ、スロット以外は現実的でなく、将来性も考えると、積極的にお勧めはしません。
副業のスタイルとしては、パチンコ、スロットを仕事帰りや余った時間で、打てる台があれば打つくらいの向き合い方が適切で、腰を入れて取り組むものではありません。
ただ、ギャンブルの仕組みを理解して、メンタルを管理し、正しい行動をすることでギャンブルは勝つ可能性が上がります。
自分自身の理解や行動がそのままお金に反映されるため、勝つためのプロセスを楽しむ知的なゲームとしての魅力があります。
こういった考え方は、仕事や別の稼ぎ方の力になるので、そういう側面を楽しいと思えるひとなら、負けても価値があるかもしれません。
さいごに
ギャンブルは、正しく理解して行動すれば、世の中で言われるような堕落した人間がする遊びという面ばかりでなく、一定の利益やものごとを理解する能力が身に付くなどのメリットもあります。
ただ、社会問題の一つである依存症の引き金になるのも事実で、やらないで済むならギャンブルはすべきではないと思います。
「どうしたらギャンブルで勝てますか?」
の質問のように、
結果だけを求める思考では、勝てる様にはなりませんし、依存してしまう恐れがあります。
正しく、論理的に理解するように心がけて、ギャンブルで身を滅ぼすことのないことを願います。