競馬の勝ち方

馬券購入の判断基準は多すぎる 完璧に調べるのはほとんど不可能

前回の記事で、前走の着順がオッズに与える影響について書きました。

前走の着順に限れば、好走した馬は基本的にオッズが低くなりすぎて、回収率では良い結果にならない傾向があります。

でも、馬券を買う時には、他にも色んな要素が判断材料になりますよね。

着順に関係するところだと着差を気にしたことはありませんか?

同じ3着でも、1着から5馬身も離されていたらあまり評価できないと判断しがちです。

1着の馬でも、鼻差と大差ではぜんぜん評価が違ってきます。

他にも3ハロンの上がりタイムは、メディアなどで取り上げられるせいか、気にしている人が多いかもしれません。

それから同じ競馬場での競争成績、右回り左回り、馬場コンディションへの適正なども良く知られた判断材料です。

実際、馬券を買う際にはこれらの情報を検討して決めるわけですが、全てを毎回同じ基準では決めません。

「このレースでは距離適正を重視したけれど、こっちでは距離適正は無視して持ちタイムを重視した。」

など、人はデジタル的に判断はしないので、常に判断の基準そのものがブレます。

ただ、全体で見ると判断材料ごとに「傾向」があり、長期にわたって大きくは変化しません。

前走1着の馬が次走で人気が高くなりすぎる傾向も、基本的には変わりません。

「好成績の馬が勝つだろう」というあたりまえの推測が生み出すような傾向は、全体で見ると大きく変わらないことが理由だと思います。

馬券購入を決める判断材料を全て書き出すのは現実的ではないので、ここでは代表的なものや意外に知られていないものなどを取り上げてみたいと思います。

騎手の差

全ての騎手を調べたわけではないですし、期間ごとに傾向が変わるので絶対的な情報でないことは断っておきます。

数年前に競馬を副業にできないかと考えた時に、真っ先に思いついた判断材料が「騎手」でした。

「長距離レースは騎手で買え」という格言?があることを思い出し、騎手と的中率や回収率の関係を調べました。

ちなみに、こういった調査は基本的にJRA-VANというサイトで契約するデータベースが元になっています。

当時は、JRAにデビューした2人の外国人ジョッキーがリーディング上位を席巻していました。(今でも強いですが・・。)

この状況を見ていて思いました。

「この両外国人(ルメールさんとデムーロさん)は的中率は高いけれど、回収率は低いだろう」

これだけ勝つ騎手は、無条件に買い目に入れる人が多いでしょうし、軸馬や単勝馬券の対象にするような強い馬に乗るので、買いすぎる傾向が強いだろうと思ったのです。

その当時の調査結果ですが、意外にも回収率も悪くないどころか優秀でした。

馬券を購入する人が思うよりも、さらに騎乗技術が高いか、

オッズが低くなる傾向を嫌って思ったより買い控えがあるのかは分かりませんが、

いずれにしても、当時は積極的に買ってもよいくらいの結果でした。

これはリーディング上位の騎手についての話でしたが、逆もありえます。

新人ジョッキーやリーディング下位、地方競馬などの騎手は、むしろ買い目から外される可能性があります。

人気の馬に年間で一桁しか勝たないような騎手が乗れば、正直不安に感じると思います。

重賞さえ勝ったことのない騎手がG1で1番人気に跨ったら、さっきの両外国人騎手が乗るよりも人気が下がるのは間違いないでしょう。

勝率との関係もありますし、騎手によっても結果が変わりますが、人気のない騎手が鞍上なら、配当的な魅力が増すのは間違いありません。

騎手の差が馬券購入の判断材料になっているのは間違いありませんが、馬券を購入する人全体で、買う/買わないどちらに影響するかの見極めが大事になります。

競馬場の直線の長さと、馬の脚質について

東京競馬場は直線が長い。

競馬を知っている人なら良く知っています。

「直線が長いと差し、追い込みの馬が有利」

これも事実です。

競馬場別に脚質別の成績を見ると、東京競馬場では逃げ、先行馬の勝率は他の競馬場より低い傾向があります。

ただ、当てるための意見でしかありません。

この情報は、かなり幅広く知られた事実で、馬券購入する人の多くが判断材料にしています。

その証拠に東京競馬場での差し、追い込みの馬は回収率が他の競馬場よりも低い結果でした。

良く知られた情報で、馬券購入の判断材料にされすぎるのは馬券的にマイナスです。

これまで多くの判断材料を調べてみましたが、レースで勝つ要素として説得力のあるものほど馬券に影響を与えているようです。

他の例だと「斤量」です。

重いほど不利

事実ですが、斤量の軽い馬が人気になって、重い馬は馬券が買われません。

回収率を見ると重い馬はそれほど悪くありません。

重いと馬が走るのが大変そうだからとイメージしやすい判断材料は影響を与えやすい好例です。

知られていない判断材料は回収率が有利になる

競馬をする上ですぐに思いつくような判断材料は多くの人も気にしているのでオッズが下がる傾向があります。

でも、逆に実はレースに影響するのに馬券購入の判断材料にされないものもあります。

例えば馬番の偶数/奇数です。

最近の傾向は分かりませんが、全体として偶数番の方が勝ちやすいのです。

ただの偶然とも思えますが、長期にわたって傾向があるため、おそらく事実だと考えられます。

なぜかを考えると、馬のゲート入れで奇数は先入れなので、ゲート内で長い時間を待たされます。

人にとっては大した問題ではありませんが、馬にとってはけっこうなストレスなのかもしれません。

出遅れや、走る気を削がれるなど、悪い影響があるのでしょう。

ここで重要なのは、この事実が意外に知られていない、もしくは馬券購入の判断材料にされていないことです。

判断材料にされないため、偶数番の馬で当たったときの配当がほんの少しだけ多くなります。

良く知られた情報だけでなく、実は勝ち負けに影響しているのに馬券購入の判断材料に使われにくいことも馬券で利益を出す為には知っておきたい情報です。

他に知られていないものでは、馬体重(馬格)やレースキャリア(何回レースに出たか)など、考えるべきことは数多くあります。

おわりに

競馬で馬券を買う時の判断材料は他にも相当に多くあります。

一番いいのは考えられるものを全て網羅して傾向がつかめればいいのですが、実際には思いつかないものやほとんど影響していないものもあります。

また、調べていると、多くの判断材料は単なる偶然なのか、傾向であるのかは判断に迷います。

さらに、傾向の変わらないものばかりではなく、何かをきっかけに傾向が変わることも考えられます。

競馬の勝ちにくさの一つとして、この判断材料の多さと不確かさがあります。

僕自身も最初の頃は熱心に研究しましたが、途中からしんどくなってしまって、今では半分挫折しています。

競馬はパチンコやスロットとは違って、準備にかかる時間や労力が桁違いであることは間違いありません。

続きます。