だいぶ前の話ですが、バジリスク絆で入賞時赤ランプでBT非当選が出てました。
となりの若いお兄さんが大はしゃぎで、気分良くその後も打っていました。
ご存知の通り、赤ランプBT非当選は高設定挙動なので、基本的にはうれしい演出ですが、低設定でも出るんですよね。
帰り際にその台を見てみたら、暗い顔をしたお兄さんが追い金しながら打っていました。
パチスロで勝つ人負ける人を比較すると、負ける人の方がプレイヤー側に都合の良い考え方をしているように思います。
基本的には、お店には高設定は入りませんから気をつけてください。
高設定を入れる理由を考える
長くお客さんに来てもらう
お店やメーカーというのは商売ですから、低設定をいかに打ってもらうかが大事です。
高設定を打たれたら、数字の上では赤字になってしまいます。
お店の本音は、全台低設定でも、お客さんが喜んでお金を使ってくれるような抜群におもしろい機種が発売されることです。
でも、そんな台はありませんよね。
遊戯とはいえ、お金が絡むので、たまにはお客さんが勝てないと、長くお金を使ってくれません。
人の心理や経済状況から考えれば、10日間通って、毎回3万円ずつ負け続けたら、おもしろくないし、お金が足りません。
そうならないために、たまに高設定を入れることで、お客さんに勝ってもらって、継続的にお店に来てもらうことで長く利益を出したいのです。
常に高設定があると思い込んでくれるお客さんはカモ
パチスロを打つ人の中に、こんな考え方の人がいます。
「10台もあれば、1台くらいは設定4は入れている」
本人は設定6ではなく、設定4ということで控えめにしているつもりです。
これは、「たまにはお客さんが勝たないと・・・。」ということを都合良く解釈しているだけです。
「毎日のように負けてるんだから、連日設定4くらいは設置するべきだ」
完全に主観的な思い込みです。
パチスロに限らず、勝負事に負ける人、仕事で成果を出せない人は、客観的な考え方ができません。
ここで大事なのはお客さんではなくて、お店側の考え方です。
お店側に立って考えてみる
もし、自分がお店の人、経営者だったらどうしますか?
やはり商売でお店を運用している以上、利益を出さなくてはいけません。
仮に設定4を1台ずつ入れたら、出玉のアピールになるでしょうか?
もしかしたら、設定4と気付かず、その日の営業が終わってしまう可能性はないでしょうか?
もし、設定4が毎日入っていることが分かった時に、朝一で台が特定されたら、他の台は打ってもらえるでしょうか?
僕がお店の人なら、一定のルールで高設定を入れることはしません。
お店が出玉をアピールしたい時に集中的に入れるほうが効果的だと思います。
設定を入れる時期はあるけど
これまでの経験では、そのお店の近郊にライバル店ができるなど、競合店を意識しているときや、看板機種をプッシュしたい時には設定が入ります。
僕の通っているお店でも、年末に近くで競合店がグランドオープン予定で、バジ絆やハーデス撤去予定に合わせて、6号機の北斗天昇とRe:ゼロ、パチンコの北斗無双当たりは、2週間ほどお祭り状態でした。
ここまであからさまに設定を入れていればその期間で高設定を狙うのは当然ですが、普段の稼動で設定に期待をしながら向き合うと、パチスロは負けると思うので、基本的には高設定の存在自体は意識しない方がいいと思っています。
高設定を捨てるのはリスクではない
パチスロで安定的に勝とうと思うと、天井狙いが外せません。
朝一で高設定の挙動が出ると、「高設定かもしれない」という気持ちも働きます。
でも、お店が商売で運営している以上、圧倒的に低設定である可能性が高いわけで、確立的にも確定以外は捨ててしまって構わないと思います。
もし仮に捨てた台が高設定であっても、トータルで考えれば、最終的には、低設定を見切る結果になる方が多くなるはずです。
パチスロを副業として向き合う場合は、低設定を続けて打ってしまうほうがリスクであって、高設定を捨ててしまうのは、全体で見れば何も問題ありません。
おわりに
パチスロで勝てない人は、結構な割合で高設定を意識して低設定を打ち続けている傾向が見られます。
演出に詳しくなると、設定看破のスキルは上がりますが、それもお店が設定をおいてくれていればの話です。
確定演出を見逃して高設定を捨ててしまうのはもったいないので、情報は知っておくべきとは思いますが、示唆演出程度に振り回されて、天井狙いの期待値を設定狙いで台無しにしないようにしましょう。
基本的には、
「お店に高設定は存在しない」
のです。