ギャンブルにのめりこんで、借金をしてしまっているあなた。
きっと、行っては負けて、負けては自己嫌悪、時間が経つとまた行きたくなるというサイクルを何度も経験しているでしょう。
「今日も行ってしまいましたか?」
「今日も負けましたか?」
ギャンブルで勝てる人には、お金が稼げることや問題を論理的に解決する力が身に付くなど、メリットも多いですが、勝てない人にはデメリットしかありません。
一応、勝てているぼくから見て、ギャンブル依存について、ギャンブルの止め方について思うことを書いてみます。
目次
ギャンブルをしたいと思っている人はすでに依存症
来週から10日間海外出張です。
「10日間ギャンブルができないのは辛い」
「帰ってきたら、すぐに行こう」
こんな風に考えるなら、すでに依存しています。
程度はともかく、
「ギャンブルをしたい」
と思っているわけで、これが強くなると、お金や精神に問題が出てきます。
自分は大丈夫と思っているあなたは、既に初期段階と思ったほうがいいかもしれません。
依存したら勝つのは無理
ギャンブルで勝っている人の共通点は、依存していないことです。
つまり、ギャンブルをすることを目的にしていません。
お金を稼ぐことが目的で、仕事をするのと同じ感覚です。
今、あなたが勤めている会社でも、苦にならない仕事と、できれば他の人に頼みたい仕事がありますよね。
ギャンブルで勝っている人にとっては、どっちかといえばやってもいいかな、少しやりたいかな、くらいの仕事の位置付けです。
ギャンブルは基本的に遊びなので、楽しさも付いてきますが、楽しさを目的にすると勝つことはできません。
「ギャンブルしたい」
思ってしまう時点で、あなたは勝てない性質を持っています。
すでに借金をしてしまっている人はギャンブルで勝てない
「ギャンブルで作った借金を、ギャンブルで返した」事例もあります。
計算上、借金の利息以上に稼ぐことも可能です。
でも、理論と現実は違います。
ギャンブルで勝てないのは、知識や経験、技術などもありますが、最大の問題は精神面です。
借金を作るまで負け続けた人が、ある日を境に勝ち方を覚え、着実にその方法を守り、継続することができるとは思えません。
逆に言えば、それができなかったから借金を作ってしまったのです。
否定はしませんが、借金がある人は、勝つための方法よりは、やめることを考えた方が近道ではないかと思います。
依存症から抜ける
他にもいろんな依存症がありますよ
ギャンブル依存症はとてもダークなイメージが付きまといます。
でも、よく考えると、
太った人が痩せたいのは、「食べる」依存だし、
タバコを止めたいのは、「吸いたい」依存です。
ギャンブル依存症は、最終的に大きな借金につながるために深刻に扱われているだけで、依存というなら、どれも一緒です。
人生が変わってしまうので、重度なら早めの解決が必要ですが、人生落伍者みたいに卑屈になることはないと思います。
ギャンブル依存症の人は悪人で、痩せられない人は笑って許されるのが現実ですが、自己抑制ができないという点では似たり寄ったりです。
ソフトな方法は疑問
禁煙では、本数を減らす。
ダイエットでは、食べる種類を変えたり、時間を制限したり。
無理なくやめる方法を薦めますが、あれって効果があるのでしょうか?
ぼくは禁煙成功者ですが、やめた時は、バッサリとやめました。
最終的にやめるわけですから、どこかでゼロになるんですよね。
だったら最初からやめてしまった方がいいように思います。
ダイエットも、痩せるなら食べないことが一番効果が高いはずです。
結局、楽して効果を出したいということで、
「楽をしたい」
と思っている時点で、成功は怪しいと思います。
ギャンブル依存も同じで、今まで毎日通っていたパチンコ屋さんに週5回に減らすとか、使っていた金額に制限を設けるとか、はっきり言って全く効果はないでしょう。
本気でやめたいなら、今の時点から行かないようにするべきです。
他に趣味を作るのは対策にならない
たまにギャンブル以外の趣味を持つことを薦める対策を見ます。
ぼくも他に趣味を持つことには賛成ですが、これだけで対策にならないと思います。
ギャンブルの刺激は、多分他の趣味では代えが効きません。
やらない人には分からないかもしれませんが、強烈な中毒性があります。
(ギャンブルをもし子供に提供したら、近い将来、国全体が堕落するだろうと思います。)
ギャンブルに代わる刺激は世の中にはないので、対策としてはギャンブルができない環境を作るのが手っ取り早いと思いますが、これは後ほど。
そして、あなたにとってはとても辛いかもしれませんが、とにかく、
「行かないこと」、「我慢すること」です。
ギャンブルをやめると時間が余るので、この時間を埋めるために他の趣味があるといいよ、というだけで、趣味が楽しいからギャンブルがしたくなくなるわけではありません。
精神論的な意見で申しわけありませんが、やめるにはひたすら、
「行かない」、「やらない」
辛いでしょうが、我慢するしかないのです。
物理的な対策
誰かに話すのは絶対に必要
あなたにひたすら「我慢しろ」といったところで、上手くいくとも思えません。
今までに何度も、やめようと決心して、我慢をしてみたでしょう。
でも、上手くいかなかったから、今悩んでいるはずです。
まずは、近い人にギャンブルをやめたいことを伝えましょう。
頼れる人がいないなら、相談するところもあります。
恥ずかしいですか?
でも、先ほども書きましたが、ギャンブル依存症と喫煙者に違いはありませんよ。
「痩せたーい」とか言いながら、ポテトチップスを頬張っている痩せられない人と実は一緒なのです。
社会の認知が重大に捉えているだけで、精神構造的にはタバコを止められない人、痩せたいのに食べちゃう人と同じです。
友達から真剣に、
「痩せたいから協力して」
と言われたら、あなたはどうしますか?
「知らんがな」
と見捨てますか?
違いますよね。
何とかしてあげたいと思いますよね。
一緒ですよ。
1人でも2人でも、やめるための協力者を作りましょう。
お金と時間を自分で管理しない。
周りの人の協力が不可欠ですが、お金と時間の管理を自分でできなくするのも有効です。
ギャンブルは現金と時間がないとできませんからね。
月々の支払いや食事、趣味で使うお金まで、すべて別の人に管理してもらいましょう。
本気でやめたいなら、これくらい徹底しないと失敗します。
あなたは100円でもあれば、馬券の1枚でも買ってしまうでしょう?
重要なのは、金額の大きさではありません。
するか、しないかです。
「一日1000円ずつ渡してもらう」
1000円あれば、パチスロでメダルが借りられますよね?
「500円なら問題ないかな?」
パチンコの貸し玉は500円単位でしょう。
お金を渡してもらって、お金を使ったら、その日の内におつりとレシートを協力してくれる人に返してください。
時間についても、行動を監視してもらってください。
今はスマホがありますから、電話やGPSを利用すれば、かなりの時間管理が他人でも可能です。
「そこまでされたらみじめすぎる」
この先お金で人生を棒に振る方がよっぽどみじめです。
自分自身を過信しないでください。
100回ダイエットに失敗した人にお金と時間を自由に与えて、次は成功しますか?
10年間禁煙できない人が何の制約もなく次は止められますか?
やめたいなら、強い制限を設けるのが一番の近道です。
おわりに
このブログでは、ギャンブルを副業にすることを紹介していますが、無条件にお勧めはしません。
負けている人は負けないように、負けていない人は稼げるようになるのが理想ですが、どうしても勝てないなら、やめることも考えてください。
ギャンブルはお金を失ってまでするものではありません。
たかだかお金で人生を崩してしまうのは、一番の不幸です。
ギャンブルで人生を不幸にするのではありません。
ギャンブルでお金を失うから不幸になるのです。
ギャンブルが目的になっているのなら、いずれお金を失います。
そんな人は、早くやめるようにしましょう。