繰り返しになりますが、パチスロは勝ち方が確立されています。
天井狙いや設定の仕組みは、多くの人が知っていて、実行しています。
それでも、いまだに負け続けてしまうのは、どこかで理解しきれていなかったり、感情的になっているからだと思います。
パチスロで勝てない人が勘違いしていることを整理してみたいと思います。
勝ち負けの原因
相性や運などは存在しない
いまだに特定の機種に対して相性が良いとか悪いとか言う人がいますが、この発想を持っている時点で話になりません。
確立通りに出玉が出ていないというなら、結果として相性が悪いということはできますが、これが勝ち負けの理由にはなりません。
運が良い、悪いというのも同じです。
打った結果、運が良かった、悪かったというのは、事実として残りますが、今回運が悪かったから次は良くなるということはありません。
確立は集約するというのは必然的になるだけで、予想できるものではないのです。
これを理解できない人がけっこう多くて、そういう人は確立の集約というのを都合よく解釈しているふしがあります。
それに、確率の集約を短期的に見ているのも特徴です。
つまり、しばらく出玉が確率通りに出ていないから、そろそろ大きなバックがあるはずと思ってしまうのです。
最終的には収束しますが、それが今日か明日か、1年後かなんてことは、わかりっこないのです。
確率の集約は、そのときの抽選の積み重ねの結果であって、過去、未来に影響するものではありません。
短期と長期
とはいえ、運がいい、悪いというのは、抽選を繰り返すパチスロの仕組みでは、事実として残ります。
特に短期でみると、勝ち負けの結果は出玉の多さが直結します。
平均出玉が500枚の機種に300枚入れて、確率通りに出れば200枚のプラスですが、単発100枚であれば200枚のマイナスです。
出玉はコントロールできないので、この場合は運が悪かったから負けたことになります。
ただ、これは1回の試行での結果です。
こういったことを繰り返せば、500枚より多く出玉が出る時もあるわけで、繰り返すほど平均500枚に近づきます。
具体的に何回の試行であれば運の要素が省けるかは断言できませんが、100回、200回・・1000回と繰り返して、なお負け続けるのであれば、これは運ではなく、やり方が悪いからということになります。
そして、やはり出玉はコントロールできないので、投資金額が多くかかりすぎているのが原因になっているはずです。
つまり、平均500枚の出玉を得るのに、平均で500枚より多くの投資がかかっているのです。
感情に流される人は勝負事には勝てない
パチスロで勝てないと悩む人は、おそらく短期で運が悪いのではありません。
長年打ってきて、出玉は平均的なのに投資が多くかかっているはずです。
本人はこう言うでしょう。
・「天井狙いも知っていて、打っている」
・「設定示唆演出を参考に正しく高設定を狙っている」
これだけ機種情報が出回るので、本当に何も考えず台を選んで、設定示唆演出も無視している人はほとんどいません。
でも、長期で負けているということは、自分が打っている台はトータルで負ける確率だということになります。
これを受け入れられず、
「おかしい」、「そんなはずはない」から始まって、
「自分だけが出玉が少ない」、「初当たりの運がない」
と負けの理由を感情論にもってくるともはや改善不能です。
繰り返し言っていますが、パチスロの抽選は機械が行って、誰にとっても平等です。
長期で勝てないということは、負ける台を選んで打っている証拠なのです。
負ける=妥協
勝てないと悩む前に自分の選んでいる台を見直してみましょう。
天井狙いをしているのは事実でしょうが、天井狙いだけをしているでしょうか?
ホールで負けているだろうなという人の会話や台選びを見ていると、全ての人が設定を意識しています。
朝一の台選びの前には、データ表示機をポチポチして、昨日右肩上がりの台を避けています。
逆に夕方来る時は右肩上がりの台が空いていればゲーム数に関係なく真っ先に座ります。
会話を聞いていても、偶数設定示唆が何回出たとか、この台は1週間続けてマイナスになっているとかいう具合です。
こういった知識に振り回されて、高設定かもしれないけどおそらく低設定という台を天井狙いをする回数以上に打っているのです。
本人は妥協ではなく、狙っているつもりでしょうが、結局低設定を打って、期待値を下げるリスクの管理ができていません。
おわりに
昔と違って、設定を開示してくれるお店もないので、仮にその台を打ち続けても、設定のおかげで勝てたのか、たまたま低設定でも勝てたのかは判りません。
パチスロで勝てない、継続的に勝てる様になりたいなら、設定に関する情報は全て捨てるくらいがちょうどいいと思います。
何にでも言えますが、知ること以上に行動をどれだけ徹底できるかが結果を出せるかの境界線です。